世界に唯一の競馬 ばんえい十勝

CM

ひとつひとつのレースに込められた想いがここにある。
CMは、ばんえい公式YouTubeチャンネルでも公開中!

ゴールは目の前。だが、そこからが長い。

一般的な競馬は、第4コーナーを回り直線に入るとぐんぐんと加速し、一気に勝負が決まります。ばんえい競馬も第2障害を越えた直線の先にゴールがあるのですが、そこからの勝負がとにかく長い。大きな坂を乗り越えた馬たちは、体力も気力もギリギリの状態。鉄ソリを曳く力を振り絞るために、止まっては歩き、止まっては歩きを繰り返す「馬なのに牛歩!」な馬もいれば。「どこにそんな力を残していたのか!」と驚くほど力強く駆け抜ける馬もいます。ゴールは目の前でも、最後の最後まで勝負が分からない。それもばんえい競馬の面白いところです。

ばんえい競馬では馬が歩くと、人も歩く。

ばんえい競馬を楽しむには、やはり帯広市にある競馬場で観戦するのが一番。一般的な競馬では座って観戦するのが当たり前だと思いますが、コースが直線のばんえい競馬では、観客もスタート位置に立って、馬たちの走りに合わせてゴールまで一緒に歩くのが“あるあるのヒトコマ”。観戦の醍醐味の一つになっています。特に2つ目の坂を越えたゴールまでは、自然と応援に力が入ること間違いなし!ぜひ現地で一緒に歩いてみましょう。

ばんえい競馬のソリの重さは最大1トン!

ばんえい競馬の馬たちが曳くソリは「鉄」でできていて、その重量は何も積んでいない状態でも450kもの重量があります。その鉄ソリにレースごとに決められた重量のおもりをさらに積んで走るのだから、ばん馬ってすごいですよね。規定重量が最も重いのは、毎年3月に行われる「ばんえい記念」。その重さはなんと1トンで、5kgの米袋で例えると200袋分を曳いて走っているのです。

レース名が誰かの記念日。

ばんえい競馬では、1口1万円でレース協賛を受け付けています。協賛すると、自分でレース名を付けることができ、実はばんえい競馬の面白さは、そのレース名にもあったりします。誰かの結婚記念日や北海道旅行の記念のレース名が付いていたり、帯広競馬場に来たら、その日行われるレース名もぜひチェックしてみてください。

見た目はギャルの、
ギャップ萌え。

ばんえい競馬は、ばん馬のたてがみも見どころの一つです。一般的な競馬とは違い、ばんえいではたてがみを三つ編みにしていたり、シュシュをつけていたり、とってもオシャレ。ギャル顔負けの髪飾りが付いている、とってもキュートなばん馬もいますよ。”なまらめんこい”ばん馬に会いに、ぜひ帯広競馬場に来てみてね。

止まるのは疲れたからじゃない。
止まることで力をためているんだ。

ばんえい競馬で、競走馬が坂の前で止まるのは疲れてしまったからではなくて、むしろ逆。ばんえい競馬のコースは砂利道で、途中には大小2つの山があります。重い鉄ソリを曳いてその坂を越えるのには相当な体力と気力が必要で、そのための力をためるために騎手が馬を止めているのです。実は坂の前で、力をみなぎらせている馬たち。そこにもぜひ注目ください。

ゴール前で止まる
馬がいたんですよぉ。

ばんえい競馬は、スピードとパワー、そしてスタミナも勝負を分けます。2つの坂を登った後のゴールまでの最後の直線。ここを一気に駆け抜けたいところですが、そこで力尽きて止まってしまう馬もいます。ばんえい競馬で、ゴールの直前に馬が止まるのは“よくある”話。 自分の応援していた馬が圧倒的な差で坂を越えてゴールを目指していても、気を抜かずに応援し続けましょう。

勝敗は、ソリが通過するまで
分からない。

一般的な競馬は、馬の”鼻先”でゴールが判定されますが、ばんえい競馬は、それとは逆。ソリの後端のゴール通過で着順が決まります。ですから、馬の頭がゴールラインに入ったからといって一喜一憂してはいけません。ゴールラインの途中で止まってしまい、後ろから来た馬に負けてしまうこともよくあるのです。

ばんえい競馬は
世界で唯一、走らない競馬

一般的な競馬は、ゲートを出た後にゴールまで基本的に止まることがありません。ですが、ばんえい競馬は、最大1トンもの重量のソリを曳いて戦うレース。コースには2つの坂もあり、馬と騎手は息を合わせながら時には止まって坂を登る力を貯めてゴールを目指して歩く、世界でも唯一の走らない競馬なんです。